入所
病院や施設を退院後に自宅復帰へ不安を抱いていらっしゃる方や、 一定期間、リハビリができる施設で心身の能力を回復させたい方などを対象に、 施設へ入所していただき、多職種の専門家チームで日常生活を支援いたします。
入所中は、医師や専門スタッフの指導のもと、 心身の能力・機能に合わせた食事や入浴などの日常のケアをはじめ、 きめ細かいサービスで支援し、ご利用者の自立と家庭復帰を目標に、 一日でも早く家庭での生活に戻ることができるように支援いたします。 家庭復帰の場合には、療養環境の調整など退所時の支援も行います。
また、ご家族の介護上の問題や、ご家族の介護疲労に対しても相談援助を行っております。
当施設の入所サービスには、一般入所棟と認知症専門棟がございます。
認知症専門棟とは
認知症のため、日常生活になんらかの支障がある方に対し、 ご利用者個々の個性や心身状況、生活歴など、「その人」を把握し、日常生活の援助を行う専門棟です。
当施設の認知症専門棟は、認知症であっても、 「いつでも、どこでもその人らしく」暮らせるような支援を基本としています。
あったかケアみずきでの認知症ケア
1 認知症ケアの基本
みずきは、3階療養棟が認知症専門棟となっています。 認知症になっても「いつでも、どこでも、その人らしく」暮らせるような支援を基本とし、 生活する個人(認知症のその人)を中心としたケアを行っています。
2 認知症の症状とその理解

認知症の症状は、記憶障害・見当識障害・遂行機能障害などの「中核症状」と、 「認知症の行動・心理症状」(BPSD:Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)があります。
BPSDとは、不安・妄想・抑うつ・徘徊・暴言・興奮などが挙げられますが、 BPSDが出現すると、ご本人はもちろん、ご家族にとっても非常にストレスとなり、 在宅生活を送る上での大きな阻害因子となります。
BPSDを認知症の方からのメッセージとして捉えるか、いわゆる問題行動として捉えるかで、 その後のケアは180度変わってきます。
BPSDは可逆的な症状であり、改善する見込みはあります。 改善のためには、認知症の方が発しているメッセージや想いを汲み取り、 きちんと向き合えるか否かにかかっています。
3 まずは、徹底的な観察から
あったかケアみずきでは、入所から数日間、行動の観察を徹底的に行います。 日中・夜間の状態、BPSDが出現しているときは、その引き金の観察、他利用者との相性等々、 観察することで、落ち着いた生活を送れるヒントが見つかります。 状態が安定すれば、その次のステップへと移行します。
介護老人保健施設の入所について
対象年齢 | 65歳以上(特定疾病に該当する方は40歳以上) |
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対象となる方 |
要介護1~5の方で、症状が安定し、 治療より看護・介護・リハビリ訓練など在宅復帰に向かうケアが必要な方 認知専門棟は認知症高齢者の日常生活自立度の判定基準がⅢa以上の方 * 認知症高齢者の日常生活自立度の判定基準・認知症専門棟の入所判定基準 |
ご利用料金 | 要介護度、お部屋のタイプなどにより異なります。詳しくはお気軽にお問合せください。 |
ご利用定員 | 80名(一般棟 50名 認知専門棟 30名) |
重点事項説明書 |
1日の流れ (例)
- 6:30
- 起床・更衣・洗面
- 7:30
- 朝食
- 9:30
- 健康チェック(入所者全員)
- 10:30
- 入浴
- 11:30
- 昼食
- 13:00
- 健康チェック(体調不良の方) 運動・レクリエーション
- 自由時間
- 14:00
- 入浴
- 15:00
- おやつ・コーヒータイム
- 自由時間
- 18:00
- 夕食
- 19:00
- 健康チェック(体調不良の方)
- 21:00
- 消灯・就寝